株価が急伸した北川精機の開発したCFRTPシート材の成形装置とは何が凄いのか

乗り物全体に広く使えるコストパフォーマンスの良いCFRTP

最も贅沢な乗り物はロードバイクだという意見があります。当然乗り心地などのことではありません。シンプルさ故に世界最先端の技術をふんだんに使えるため、最先端技術に乗っているという点が贅沢であるという主張です。

一方バイクや車などではカーボンパーツは広くは普及していません。カーボンは構造用材料としてはスペックが高く、成形の自由度の高いです。重量対剛性比を高く作ることができ、非常に軽量なフレームを作ることができます。耐熱温度や耐摩耗性は金属素材に負けますが、総じて利用価値の高い素材です。

CFRTPと言うのは熱可塑性のカーボンです。これは高級スポーツカー向けの技術ではなく、より一般的な量産車向けの技術です。その実用化は有名カーボンメーカーの帝人、東レ、三菱レーヨンだろうと言われていました。特に帝人は米GM社の量産車向けのCFRTPの実用化は最終段階であることを明かしています。

完全にダークホースな北川精機

北川精機は炭素繊維メーカーでは無くプレス機メーカーです。確かにカーボンはプレスすることによって成形しますが、繊維強化プラスチック業界の最先端にいきなり殴りこんだことはインパクトが大きいでしょう。同社にとっては全く新しい市場への殴りこみになるので投資家の視線を一気に集め急伸する結果となりました。

材料業界は大金が動く

自動車、航空機、バイクなどに使われる構造用材料の市場はとてつもなく大きいです。コストに対して性能の良い材料を日本のメーカーが新たに開発したということは快挙と言って良いです。もし北川精機のこのCFRTP成形技術が世界で使われることとなればこの快挙に見合った報酬を得るでしょう。今後の動向に期待です。

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