Stay hungry, stay foolishの本当の意味は何か、現代日本で生き残るために彼が残したメッセージとは何か

Stay hungry,stay foolish

Stay hungry,stay foolishという名言は、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチで語られた言葉です。このスピーチでは、彼が大学を中退したこと、大学を中退して、潜りの学生をやっている時に、カリグラフィと言うアルファベットの飾り文字の授業に刺激を受けたこと、Appleを辞めさせられた時に設立したNeXT社やPIXAR社などに関するエピソードなどが語られています。

彼が信じたものは全て、Stay hungry,stay foolishという言葉に集約されています。彼は、現状に折り合いを付けることと、論理的に利益と不利益を選り分けると言うことを嫌ったのです。彼の人生からStay hungry,stay foolishを見つけたいのであれば、Apple社での彼の実績だけ見ていてはいけません。むしろ道程にこそ、彼の精神が見え隠れします。

大学の中退とStay hungry,stay foolish

スティーブ・ジョブズは大学を中退しています。高い金を払って指定された授業を取り続けることに意味を感じなかった彼は、自分が何をやりたくて、何をして生きていたいのかを探す道を選びます。

彼は大学生活に対して適当に折り合いを付けて納得することを選びませんでした。これがStay hungry,stay foolishの精神でしょう。納得が行かなければ、つまり自分の感性がYesと言わなければ、それが社会的にどれだけ愚かな行為とされていようと投げ出してしまうのです。

彼は大学を退学した後、もぐりの学生としてカリグラフィの講義を受け、美しいフォントを持つコンピューターを作りたくなったと語っています。これは現在にも受け継がれるMacの哲学の一つです。もし彼が大学を中退していなければ、Macのフォントはもっとダサかったのかも知れません。

PIXARでToy Storyを作ったエピソードとStay hungry,stay foolish

革命的フル3DCGアニメーションであるToy Story事業に、スティーブ・ジョブズは5000万ドルと言う莫大な投資をしていたようです。成功したから良かったようなもので、成功するかどうか分からない当時の状況でこのエピソードを聞いていたら、なんてアホな真似をするんだ、と思うことでしょう。

このエピソードは額面通りに受け取ってもfoolishと言えるでしょう。どう頭のネジが飛んだらこんなに大胆なことが出来るのか私にはわかりません。ですが、彼は自分の感性がYesと言う限りはどんな大胆な行動でも取れてしまうのでしょう。

Toy Storyプロジェクトには、70台のSGIワークステーションと117台のSUNワークステーションが使用されたようです。とてつもない規模ですね。

お利口さんになるな、自分の感性に正直であれ

Stay hungry,stay foolishを私なりに日本語訳するのであれば「お利口さんになるな、自分の感性に正直であれ」としますね。スティーブ・ジョブズの言いたいことを日本語で書き直すとこのようになるかと思います。

この言葉は日本の大学生に刺さる言葉では無いでしょうか。現状の学歴社会では言われたことを忠実にやっていけばそれなりの社会的地位に着けてしまいます。とうぜんその学問が好きで、この学校が受講させるカリキュラムに完全に納得して大学に行っている人も居ますが、意味が無いと思いながら、耐えた方が得だからと大学に行っている人も大勢いるでしょう。

しかし、この名言はそのような損得勘定の危険性を示唆しています。結局人は感覚的な生き物です。美しいと思うものを買いますし、面白いと思うサービスを利用します。損得勘定で生きて自分の感覚に従わずに生きてきた人が、会社で重役となってプロジェクトを任された時に、真に人々の感性に訴えかけるサービスを提供出来るでしょうか。

スタートアップに限った話では無く、クリエイティビティは最重要な要素です。そのクリエイティビティは、感性を磨くことで発揮されます。世界をより面白くするには、若い奴らが自分の感性でものを選ぶと言う経験をするべきだ。スティーブ・ジョブズはそう主張しているように思います。

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