数学科はITに革命を起こせると思う

コンピューターは誰の発明か

コンピューターは誰の発明か、多くの人はフォン・ノイマンの発明だと答えるでしょう。しかし理論の確立に関わった人は数知れません。特に論理学や形式言語の分野を切り開いた数学者ゴッドフリート・ヴィルヘルム・フォン・ライプニッツの功績は大きいでしょう。

コンピューターは計算機です。言うまでもなくその理論の確立には多くの数学者が関わってきました。コンピューター上では無数の計算モデルが実装可能ですし。スーパーコンピューターを構築する際の効率的な内部ネットワークの形などは、トポロジーの専門家が真っ先に思いつくでしょう。

今話題の暗号通貨やニューラルネットワークを理解するにも当然数学の知識が必要です。ITを本当の意味で理解するには数学は必須だと思います。

○○学的センス

物理学の教授に面白い語彙を使う人がいました。「ベクトルたちの世界」という言葉なのですが、どうやらその人にはベクトルが「見えている」みたいです。

こういうのをなんと言うか、一般的に適切な表現が思いつきませんが、私は物理学的センスだと呼んでいます。物理学の理論を身につけた人は物理学的感覚でものが見えると言う意味です。

さて、例えば物理学的センスを身につけた人とそうでない人が居たとして、構造力学的、材料力学的、航空力学的に洗練されたロードバイクのデザインの見え方は変わるでしょうか。

おそらく視覚的な意味で違いは無いのでしょうか、その価値を理解するという点で全く変わってくると思います。これが物理学的センスのある人とない人の差だと考えています。見え方や感じ方が変わる、新たな感覚器官を得るような体験が学問にはあると思います。

数学的センスでコンピューターを見られるというのは武器

コンピューターを始めて見た時の印象は「魔法の箱」でした。始めは何がどうなってこうなるのか一切理解が出来なかったので、不思議だけど便利なものというイメージしかありませんでした。

今、情報工学の基礎理論を学んでからコンピューターを見ると、多分10年前とは違ったもののように見えています。PC/AT互換機の歴史や、Linuxの歴史なども知っていますし、高度に集積化された回路がどうやって製造されるかもイメージ出来るようになってきました。

数学的なセンスを持てば、この計算機上で何が出来るかということを真に自由に発想出来ると思います。数学だけでは無く例えば金融の知識などがあれば暗号通貨なんてものを思いつくかも知れません。数学は新しいコンピューティングを考える上で、明らかに役に立つ学問です。初めにも言ったようにコンピューターは計算機なので、計算モデルを考えつく柔軟な発想力を持った人材はIT界にブレイクスルーを起こせるはずだと思います。

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