UbuntuはクールなLinuxディストリビュージョンか

Linux界の異端児

コンピューターにあまり詳しく無くても簡単に使いこなせる大衆向けのLinuxと言えばUbuntuでしょう。これに異論のある人は少ないはずです。様々なことを簡略化する工夫に苛立ちを覚え別のディストリビュージョンに移行する人も居るかと思いますが、最も使いやすいLinuxディストリビュージョンはUbuntuかその派生OSでしょう。Linuxと言うと専門家だけが触れるイメージを持っている人も居るかと思いますが、そうした状況は近年Ubuntuによってひっくり返されました。

最大のユーザーコミュニティーと手厚いサポート

2004年にDebianの派生として始まったUbuntuは、カノニカルによる支援を受けて、最大のLinuxディストリビュージョンとなりました。カノニカルとはUbuntuを拡めるために南アフリカの実業家が作った企業です。この確かなバックボーンこそがUbuntuの特徴です。便利なインストーラーが付属し、セキュリティのサポートも受けられるようになりました。特にLTS版は5年間のセキュリティサポートが付いているオープンソースなLinuxという常識では考えられないお得感のあるものとなっています。

営利企業故の問題「Amazon Lens」

ここでカノニカルについて一つの疑問が湧きます。Ubuntuはオープンソースなのにどうやってお金を稼いでいるのでしょうか。カノニカルは企業などへの導入の手助けを主な収入源としているそうです。しかし恐らくその収入源は十分では無いのでしょう。かつてUbuntuには「Amazon Lens」という問題のあるプラグインがありました。

Amazon LensとはUnityデスクトップに付属しているPC内のファイルなどを検索する機能「インクリメンタルサーチ」のプラグインです。このプラグインによってPC内のファイルの検索と同時にAmazonの商品が検索されます。ここで問題なのは、PC内のファイル名というプライベート性の高い情報が外部に漏れてしまうと言うことです。この機能は警告も無しにデフォルトでインストールされていたそうです。

この失態によってUbuntuは多くの反感を買うこととなりました。

Linux界を大いに盛り上げたのは事実

UbuntuがLinux界を大いに盛り上げたことは事実です。Ubuntuとその派生Linuxはとてもユーザーフレンドリーで、最初に触ったLinuxがUbuntuだと言う人も多いはずです。様々なオープンソースのソフトウエア資源を大量に世に放ってくれた点でUbuntuはクールなLinuxディストリビュージョンと言えるのでは無いのでしょうか。

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