Linux系OSを単に無料OSと言ってしまうのには違和感しかない

Linux系のOSは「簡単に言えば無料のOSだ」と説明されることがある

Linux系のOSはフリーのOSである、無料のOSであると説明されることがあります。これは確かに間違っていることでは無いですし、重要な特徴の1つですが誤解を招く表現であると思います。正しくオープンソースのOSであると説明して欲しいというのがこの記事の要旨です。

オープンソースとは

オープンソースを語る上で絶対に外せない概念にGPLライセンスというものがあります。このライセンスはプログラムの実行や改変、再配布が許可されるライセンスで、非常に制約が少ないライセンスです。しかしこのライセンスにはソフトウエアを作って生計を立てる人にとって悪魔のような制約が1つありまして、それがGPLライセンスの継承義務です。つまりGPLライセンスを使って作られたものはソースをオープンにし、実行や改変、再配布を許可しなければなりません。

GPLライセンスはあるOSの理念に似ています。それがかつて世界を変えたOSであるUNIXです。このUNIXは当時無保証である代わりに自由に改変することを許可するスタイルを取っていました。このことがITの世界を大きく躍進させ、一気に情報化社会が加速しました。しかしUNIXには暗黒時代が存在し、一時期ソースがクローズになったことがあります。これによりUNIX関連の開発は停滞してしまいました。

かつてのUNIXの栄華を再生することを目的としたライセンスがGPLライセンスです。永続的にオープンソースなソフトウエアリソースを増やし続けるこのライセンスはIT界に多大なる貢献をしています。

Linuxとは

LinuxはGPLライセンスという永続的なオープンソースライセンスを採用したソフトウエアと最も親和性の高いOSであると言えます。LinuxカーネルそのものがGPLライセンスを採用していますし、他にもコアの部分にはGPLライセンスを採用したソフトが多数採用されます。先ほど申し上げた通りGPLライセンスである限りオープンソースのソフトウエアリソースは無限に増え続けますので、ユーザーは増え続けるソフトウエアリソースの恩恵を直接受けることが出来るのです。オープンソースであるとはそういうことです。

まとめ

確かにGPLライセンスなどのオープンソースなソフトというのは無料で利用できますが、それだけでは無いことがお分かりいただけたでしょうか。私はLinuxユーザーが増えて欲しいと切に願っています。無料なOSという説明はそれを妨げるものだと思い、この記事を書きました。私はLinuxの思想に共感してLinuxのファンをやっています。そういった人は沢山いるはずで、無料だから使っているんでしょといった決めつけは失礼だと言うことを知っていただきたいです。

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