IntelがGVT-gと呼ぶGPU仮想化技術が盛り込まれたLinux 4.10

Linux Kernel 4.10

Linux Kernel 4.10が公開されました。今回のアップデートで大きな目玉となるのがIntelが「GVT-g for KVM」と呼ぶGPU仮想化技術の対応です。同技術はKVM向けのオープンソース実装「KVMGT」やXen向けのオープンソース実装「XenGT」が知られており、これらはIntelの手によってGVTの完全な実装として公開されているようです。また、仮想環境用の暗号化ドライバにも対応し、セキュリティがより強固なものとなったようです。

GVT-gはパフォーマンスや互換性を犠牲にせずにGPUを仮想化することが出来ます。仮想マシンでネイティブなグラフィックスドライバが動き、MPT(Mediated Pass-Through)サービスがパススルーを調停(Mediate)することで実現されます。

GPUの用途の広がりや仮想化への注目を受けての対応

GPGPUと呼ばれる、GPUをより汎用な演算に使用する手法が流行し、また効率的な演算資源の運用として、演算資源を仮想化するクラウド・コンピューティングが注目されています。そういったことから、GPUの仮想化は大きな需要がある技術だと言えるでしょう。Linuxは、トレンドを押さえた最新技術が盛り込まれ、進化していきます。

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ソース

http://www.linuxplanet.com/news/linux-4.10-released-as-first-new-kernel-of-2017.html

http://www.linux-kvm.org/images/f/f3/01x08b-KVMGT-a.pdf

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