PulseAudioが10.0にアップデート、Linux系デスクトップの音を司るカーネルモジュール

PulseAudioが10.0にアップデート

Linux系デスクトップのサウンドシステムの中核を担う存在であるPulseAudioが10.0にアップデートしました。9.0のリリースが2016年6月とのことなので、7ヶ月ぶりのアップデートとなります。PulseAudioは2011年に開発が開始されたLGPLライセンスのオープンソースソフトウエアで、かつての標準だったESDを完全に置き換える存在です。FedoraやUbuntuを始めとするほとんどののデスクトップ版Linuxで採用されており、サウンドシステムの中核を担っています。

文字通り中核となるPulse Audio

デスクトップ向けのOSでは、様々な音が重複し得ます。音楽を聞きながら動画を見るなどの場面もあり得ますし、そこに通知音が重なる場合もあります。

これらの音をきちんと再生するにはミキサーが必要となります。よって、これらの音は一度は同じプログラムを通る必要があります。全てを一度束ねるプログラム、その役割を果たすのがPulseAudioです。

PulseAudioはALSA/OSS(Open Sound Server)ハードウエアドライバのすぐ上に位置するレイヤーとなり。全ての音を一度集め、適切に割り振ります。Linux上で音を出すために、ネイティブ、ALSA API、OSS API、ESD APIといった方法が存在しますが、全ての音がPulseAudioを通ることになります。

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