IBMがサーバーレスプラットフォーム「OpenWhisk」を発表、AWSのLambdaに対抗出来るか


IBMがサーバーレスプラットフォームを発表


IBMが新しいサーバーレスプラットフォームOpenWhiskの初版を発表しました。OpenWhiskはイベントドライブ型のサーバーレスプラットフォームです。クラウドコンピューティング界のトップを走るAmazonの、サーバーレスプラットフォームLambdaの対抗馬としての投入です。


サーバーレスなサーバーとは


サーバーレスという語は開発者視点の言葉で、開発の際に、サーバーに関する煩わしいことを考えなくても良いように設計されたアプリケーションのバックエンドを指します。

サーバーレスなサーバーと言うと矛盾しているので、サーバーレスなプラットフォームや、サーバーレスなバックエンドサービスなどと言い換えられます。しかし実態は、単により便利になったバックエンドサーバーです。

サーバーレスなサービスを展開しているサーバーを採用すると、まるでサーバーが存在しないかのような開発スタイルとなります。サーバーレスと言う語が混乱を招いていますが、便利なアプリケーションのバックエンドなので積極的に採用したいですね。


イベントドライブ型(event driven)サーバーレスプラットフォーム


OpenWhiskは、既にアプリ開発者などの間でブームとなっているサーバーレスサービスであるAWS Lambdaと同じ、イベントドライブ型というタイプの設計を採用しています。

イベントドライブ型とは、サーバーに実行させるプログラムをイベントと言う単位で管理するという設計です。イベントの定義についてはある程度自由度があり、アプリからイベントを呼び出すことで利用します。開発者はサーバーで実行するコードとアプリのコードを書くだけで、サーバーを利用した機能を実装出来ます。Lambdaではサーバーにかかった負荷に対して従量課金制となっているので、OpenWhiskを用いたサービスでも同じような料金体制となるでしょう。


“Apache” OpenWhisk


OpenWhiskはその名の通りオープンなプラットフォームです。IBMはそのリーダーに位置付けられ、オープンソースコミュニティに旗振り役を勤めます。 OpenWhiskはApache2.0ライセンスが適用されているようです。

IBMは自社の知的財産のオープン化に積極的です。IBMのPowerプロセッサが元になっているOpenPowerや、OpenCAPIと言う次世代のプロセッサ接続規格プロジェクトも立ち上げています。世界を便利にしてくれるIT界の巨人たちには感謝しかありませんね。

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