クラウドコンピューティング環境構築のためのOpenなプロジェクトOpenStack

徐々に話題になりつつあるクラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングが徐々に話題になりつつあります。プロセッサをコア毎に割り当て、ディスクのパーティションを切って仮想マシンを構成する従来のサーバーの貸し出し方法と違って、クラウドコンピューティングでは、演算能力やディスクを仮想化し、より柔軟に切り分けることで、演算資源の効率的な利用が可能となりました。効率が良いと言うことはより安くて良いサーバーを借りられると言うことです。利用者にとっても大きな利益となります。

クラウドコンピューティングをのこれからを支えるOpenStack

さて、このままではAmazonやMicrosoftなどの巨大クラウドコンピューティング企業がWebの世界を支配してしまいます。その世界征服を止められると話題のオープンプロジェクトがOpenStackです。

OpenStackはクラウドコンピューティング環境を構成するためのオープンソースソフトウエアです。200社以上が参入するOSS屈指の巨大プロジェクトです。既にOpenStack専業のベンダーも存在しており、近年急速に存在感を高めています。

クラウドウォッチ様による、OpenStack専業ベンダーの「Mirantis」のCMO Boris Renski氏へのインタビュー記事で、大企業のデータセンターをOpenStackでAWSライクに作り変えることが可能と話す。

http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/interview/1011678.html

AWSとの互換性もある

OpenStackのAPIはAWSとの互換性を重視して設計されているようで、AWSのAPIを組み込んだクライアントアプリケーションを、少々手直しするだけで移植出来てしまうようです。

幾つものモジュールで構成され、採用する機能を選べる

OpenStackというハードウエアの仮想化基盤は、その機能がハードウエア毎にモジュール化されており、採用したいモジュールだけを選べるようになっています。現在以下のようなモジュールがあります。

  • コンピューティング「Nova」

  • オブジェクトストレージ「Swift」

  • ネットワーキング「Neutron」

  • ダッシュボード「Horizon」

  • アイデンティティサービス「Keystone」

  • イメージサービス「Glance」

また、モジュールは増えて行く可能性もあるようです。OpenStackは200社以上が参加している超巨大プロジェクトのため、開発はとてつもないスピードで進んでいるようです。今後さらに高性能化していくことが予想され、目が離せないオープンプロジェクトとなっています。

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