ニューメキシコ州アルバカーキのシステムプロバイダー「Aquila」がエネルギー効率を重視したサーバーシステム「Aquarius」を公開

現在の技術を結集したシステム

冷却に焦点を当てたサーバーシステムの重要性はとても高いです。高温であればあるほどチップなどが故障しやすく、消費電力も上がってしまいます。サーバーシステムをリペアパーツや修理費用、電力への代金といったランニングコストの面から考える時、冷却は最重要なファクターになります。

Aquilaの開発したAquariusは現在の水冷技術を結集した製品です。全てのチップを冷やし過ぎることなく冷やすために通常より温かい液体を使ったシステムとなっています。これは現在の本格水冷の流行りとなっていて、CPUなどの大きなチップだけでなく、小さなチップの発熱にも着目した仕様となっています。これにより全体としての故障率が飛躍的に低くなり、AquilaはAquarius故障率がほぼゼロであるとその信頼性を強調しています。

PUEは1.03程度だという

巨大なサーバーの冷却装置の電力効率を示す指標にPUEと言うものがあります。これはPower Usage Effectivenessの略で、演算資源が使っている消費電力に対して、全体の消費電力はいくらかと言う指標です。これが少ないほど、冷却機器などに使っている電力は低く、効率的なコンピューティングであることが言えます。油漬けにするという大胆な冷却方法が話題になったTSUBAME-KFCですらPUEは1.15です。スーパーコンピューターとデータセンターを単純に比べることは出来ませんが、とにかく1.03と言う値は驚異的な数字です。

非常に高密度

Aquariusは高い冷却性能故に非常に高密度です。サーバーにおいて高密度とは体積あたりに沢山の演算資源を詰め込んでいるということです。同じシステムなら高密度であればあるほど土地代がかかりませんし、同じ敷設面積なら高密度であればあるほどより多くの演算資源を提供出来ます。なんと1UにデュアルソケットのXeonシステムを3基入れることができ、ラック単位で言えば108個のシステムが詰め込めるそうです。恐るべき高密度サーバーですね。

期待の新星

Aquilaはサーバー事業においては新参者ですが、非常にインパクトのある製品を出してきました。今後Supercomputing Conference 16において詳細な説明があるそうです。今後注目すべき企業の一つだと言えるでしょう。

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