Cavium傘下のQLogicのチップがHPEの主力級製品Synergyに搭載されることに、ネットワークチップメーカーとしても勢いに乗るCavium

ネットワークチップメーカー「Cavium」

Caviumと言えばARMメニーコアCPUのThunder Xシリーズを作っている企業ですが、MIPSベースの高性能なネットワークチップなどを作って来た企業でもあります。Mellanoxなどと競合し、業務用サーバーのインターコネクトなどの領域でしのぎを削っています。Caviumの技術力は高く、最大100Gbpsのイーサネット、及びストレージのインターコネクト用のファイバーチャネルアダプタや、3.2Tbpsというペースでデータを捌くネットワークスイッチなどを製造しています。

OEMも多数手掛けるCaviumの子会社QLogic

QLogicは1994年に設立されたIT系企業の中では歴史の長い企業です。これまでBroadcomなどに多くの事業を売り渡しており、2016年6月にCaviumに買収されました。同社は大手企業のOEMも多数受けていて、その供給先にはCisco、Dell、EMC、Fujitsu、Hitachi、HPE、Huawei、IBM、Lenovo、NetApp、Oracleと世界的な有名企業が並びます。今回HPEのSynergyに搭載されることとなったチップは、同社の「QLogic 57840S ASIC LOM」と言うチップです。巨大な共有ストレージをイーサネットで構成するためのFCoEと言う機能が備わる高性能なチップで、速度は10Gbpsのようです。

HPE Synergy

HPEのSynergyは同社がコンポーザブル・インフラストラクチャと銘打つ製品です。柔軟にシステムの構成を変えられることが特徴で、最大5ラック分の物理的なリソースを1つのリソースプールにまとめることが出来ます。それらをソフトウエア的に定義し直して管理出来る他、専用APIも提供されるているようです。仮想化やベアメタルの時代に合った製品であると言えるでしょう。

関連記事

サーバー向けARMプロセッサメーカーCavium

ヨーロッパのエクサスケールプロジェクト「モンブラン・プロジェクト」がARMアーキテクチャのCavium Thunder X2を使用したプロトタイプの制作を発表

CrayがARMベースの10000コア規模のHPCシステムを制作するらしい

One comment

Add a Comment

メールアドレスの入力は任意です。(公開されることはありません)