AWSがFPGAを採用する新インスタンスプラン「F1」を発表、クラウドコンピューティングはインフラとなりつつある

AWSがFPGAを採用する新インスタンスプラン「F1」を発表

AWSがアクセラレータとしてXilinx UltraScale+ VU9/16nmを採用する新インスタンスプランF1を採用しました。FPGAの数は1個から8個まで選べるようです。

汎用計算機で無いFPGAを採用したことの意味

IntelのXeonやnVIDIAのTeslaは汎用的な演算の出来るプロセッサですが、FPGAはそもそもプロセッサではありません。FPGAとはField Programmable Gate Arrayの略で、論理ゲートをプログラマブルに書き換えられると言う特徴を持つ回路のことです。

FPGAはプロセッサでは無いです、そのままではどんなプログラムも走りません。FPGAを動かすにはFPGAにどんな回路を実装したいかと言うデータが必要となります。FPGAのインスタンスはGPGPUのインスタンスなどとは性質が違っていて、おそらくハードウエア開発のクラウドウエアとして機能します。またAWSはF1向けにハードウエア開発キットを公開するようです。

FPGAの開発がクラウドで完結するようになれば、プロセッサ開発のスタイルは大きく変わるでしょう。AWSはIoTデバイスに必要な専用プロセッサを開発するなどの用途を考えているようですが、RISCメニーコアコプロセッサのプロトタイプや、ある演算用の専用パイプラインを持つプロセッサなどHPC用途にも応用が可能なのでは無いでしょうか。そういった用途の場合、F1インスタンス上でそのまま科学技術に関する問題を解かせても良いですね。

クラウドコンピューティングはITインフラとなった

クラウドコンピューティングはITインフラとなりました。クラウドの開発環境やグループウエアを駆使すれば、オフィスを持たないワーキングスタイルだって実現出来るようになりました。今後クラウドコンピューティングは更に存在感を増すでしょう。重い処理を必要とする開発は全てクラウドに置き換わって行くかと思われます。ハードウエア開発にも使えるようになると言う点で、AWSのFPGAインスタンスF1は、そのターニングポイントかも知れません。