NTTファシリティーズがTACCにソーラーパワースーパーコンピューター「光」を提供

NTTファシリティーズとHPEが産んだソーラーパワースーパーコンピューター「光」

TACC(Texas Advanced Computing Center)は世界最大のソーラーパワースーパーコンピューターシステム「光」を導入しました。演算能力は400TFLOPSと、ソーラーパワーとは思えないものになっています。これは、常温水冷の高効率サーバーHPE Apollo 8000を432ノード繋いだ構成で、NTTファシリティーズによるチューニングでさらなる省電力を実現したそうです。

HPE Apollo 8000はコア温度を稼働時で40度程度に抑えられるサーバーだそうで、故障率も低いシステムだろうと予想出来ます。

TACC hikari

常温水冷

常温水冷とは冷却水が環境温度以下にはならない水冷と言う意味です。かつてのメインフレームでは低い温度の冷却水を使っていたので、それと対比する意味で使われます。低い温度の冷却水では、発熱の小さいチップを冷却する際冷やしすぎることがあり、そのようなチップの温度のコントロールが出来ませんでした。その対策として最近の流行りとなっているのが冷やしすぎることが無い常温水で冷やす方式、常温水冷方式です。

持続可能な社会へのイノベーション

スーパーコンピューターはとても電力を食います。次世代のエクサスケールスーパーコンピューターは東京ディズニーランドの全体の消費電力を超えると見られていて、その省電力化は世界にとって必要なイノベーションとなります。

フラッグシップ機が大量の電力を消費するのは仕方がないとして、一般的なサーバー事業者のシステムは省電力を目指すべきでしょう。このくらいの規模であれば大きなサーバー事業者なら持っていてもおかしくは無いです。400TFLOPSをソーラーパワーで実現すると言うインパクトのあるこのスーパーコンピューターはHPCの未来を指し示すイノベーションと言うよりは、持続可能な社会の指針となるイノベーションと言えるでしょう。

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