中国の華中師範大学に中国のInspurがVoltaを採用するGPGPUスーパー・コンピューターを設置する

倍精度で1PFLOPSを超えるGPGPUスーパー・コンピューターが中国の大学に設置される

倍精度で1PFLOPSを超えるGPGPUスーパー・コンピューターが中国の華中師範大学に設置する仕事を、中国のInspurが請け負うことが決まったようです。同社は、LINPACKというベンチマークに基づくスーパー・コンピューターのランキングの「TOP500」に56のシステムをランクインさせている実績ある企業です。

Inspurがランクインさせているシステムのうち、55が民間のインターネット・サービス・カンパニーの所有するもので、公的な機関に納入されているスーパー・コンピューターは青島海洋科学・技術国家実験室のものに次いで2台目となります。

また、華中師範大学はこのスーパーコンピューターをマルチPFLOPSシステムへアップグレードすることを予定しているようです。

InspurのAGX2、Skylake-SP、Voltaを採用する最新GPGPUシステム

華中師範大学に設置されるシステムはTesla V100 GPU 8基、Intel Skylakeプロセッサ 2基を搭載したAGX-2サーバ18台で構成されるようです。AGX-2サーバには100GbpsのEDR InfiniBandが4ポートあります。チップはMellanox社の製品のようです。

合計で144基のTesla V100で構成される華中師範大学GPGPUスーパー・コンピューターはTesla V100のTensor FLOPSと呼ばれる計算能力の指標で計算すると、合計で17PFLOPSのディープ・ラーニング・パフォーマンスに達します。Inspurはこのシステムを「人工知能を加速させる超高密度AIコンピューティング・サーバー(an ultra-high density AI computing server to accelerate Artificial Intelligence.)」と位置づけているようですが、Tesla V100のTensor Coreによってその特徴が更に際立ったスーパー・コンピューターとなりそうです。

プレスリリースによると、このシステムはCCNUの研究者によって物理モデリングと自動運転アプリケーションを実行するために使用されます。 Inspurは、V100 GPUを1基だけ備えたAGX-2サーバーを使用しても、VASP(Vienna Ab initioシミュレーションパッケージ; 物理および材料科学のコード)を従来のCPUベースのシステムと比較して8倍に加速できると主張しています。

ディープ・ラーニングについては、ImageNetデータセットを使用したディープ・ラーニング・トレーニングで1898 images/secondに達し、TensorFlowで訓練されたGoogleNetモデルを使用すると、NVIDIAの以前の世代のP100 GPUを搭載した同様のシステムと比較して、V100搭載サーバーでは1.87倍のスピードアップが達成されるようです。

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ソース

https://www.top500.org/news/inspur-will-build-volta-gpu-powered-supercomputer-for-chinese-university/

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