CaviumのThunder X2をベースとしたシステムが米アルゴンヌ国立研究所に導入されることが決定される

アルゴンヌ国立研究所でARMベースの

米国エネルギー省のアルゴンヌ国立研究所はCaviumのARMv8プロセッサ「Thunder X2」をベースとしたシステムを導入することをアナウンスしました。アルゴンヌ国立研究所はx86と比べた際のARMの費用対効果、消費電力対効果の評価に興味があるようで、導入されるのは32ノードのComanche Waveと呼ばれるプロトタイプのようです。

Hewlett Packard Enterpriseによって構築

このシステムはHewlett Packard Enterprise(HPE)によって構築されるようです。

先日行われたSC17ではCaviumのThunder X2を搭載する製品が多数発表されましたが、以下の記事にも書いた通り、HPEもThunder X2を搭載するARMv8ベースHPCソリューション「Appllo 70」を発表しています。HPEはHPCシステムのベンダとして最大級の大手であり、アルゴンヌ国立研究所へのHPCシステムの納入と合わせて、HPEがHPCにおけるARMエコシステムに与える影響は大きいものになると考えられます。

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CaviumのThunderX2を搭載するサーバー製品が多数発表

HPE Apollo 70

HPCシステム・ベンダーとしても最大手であるHPE(Hewlett Packard Enterprise)からは同社の初のARM v8ベースのHPCソリューションである「HPE Apollo 70」が発表されました。ノードはCavium ThunderX2のデュアルCPU構成となっていて、Mellanoxの高速なInfiniBand & Ethernetファブリックを備えています。またOSはRHELやSUSEが利用可能なようです。HPE Apollo 70はメモリ・インテンシブなワークロードに強いとされ、業界標準のサーバーよりも33%高いメモリ帯域幅を提供するそうです。この製品は2018年中に利用可能となるそうです。

アルゴンヌ国立研究所の研究者よるコンパイラへのコントリビューション

Argonne researchers may eventually contribute to development of the ARM system’s compilers,

アルゴンヌ国立研究所の研究者によるARMベース・システムのコンパイラへのコントリビューションについての言及がありました。アルゴンヌ国立研究所はオープンソースのコンパイラ基盤であるLLVMの開発に積極的に貢献し、HPCアプリケーションにおいて代替のプロセッサ・アーキテクチャを採用する際のコストを下げて来ました。今回のARMベースのシステムの導入によって、この活動はさらに活発になるでしょう。

ソース

https://www.anl.gov/articles/argonne-install-comanche-system-explore-arm-technology-high-performance-computing

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