AIを支える550 PFLOPSのAIスパコン「ABCI」が2018年4月から稼働

550 PFLOPS(Tensor FLOPS)のABCI

富士通は10月10日、ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)を構築することをアナウンスしました。Xeon Gold及び NVIDIA Tesla V100が使用され、理論性能は550 PFLOPS(Tensor FLOPS)に上るようです。

Tensor FLOPSはTesla V100から搭載されるTensor Coreを用いた演算についての性能指標値です。16bitと32bitの混合精度での演算で、AI関連のワークロードなどに使用されることが期待されています。

ABCIにはXeon Goldがノードあたり2基、Tesla V100がノードあたり4基搭載され、それが1088ノードで合計Xeon Gold 2176基、Tesla V100 4352基となります。Xeon Goldは4CPUシステムが可能なCPUですが、ABCIではノードあたり2CPUとなるようです。

2018年4月から稼働が開始されるようです。

AIを様々な分野に応用する下地となる

ABCIは、550 PFLOPSの世界最高クラスの機械学習関連のワークロードの処理能力と高いエネルギー効率を備え、AIアプリケーションのクラウド・プラットフォームとして最新のAI技術を様々な分野への応用を促進します。様々な産業の自動化を推し進めるとされ、現在も盛んに研究されているAIですが、ABCIはそれら研究の最高の下地となるでしょう。

倍精度の性能もトップクラス

ABCIは倍精度の浮動小数点数演算性能もトップクラスとなります。理論性能で37 PFLOPS(DP)を誇り、理論性能で日本のスーパーコンピュータのトップに立つ他、2017年6月のTOP500と照らし合わせてもスイスのPiz Daintを抑えて3位にランクインします。2018年の6月のTOP500に登場するとすれば、かなり上位にランクインするでしょう。

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ソース

https://www.hpcwire.com/2017/10/10/fujitsu-tapped-build-37-petaflops-abci-system-aist/

https://www.top500.org/news/fujitsu-to-build-japans-fastest-computer/

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