中国の独自アクセラレータ「Matrix 2000」で強化される天河二号

IHPCF 2017にて天河二号の強化が発表

IHPCF 2017にてXeon Phiが搭載されていた中国NUDTのスーパーコンピュータ天河二号が強化されることが発表されました。ノード数は16,000から17,792と1割程度増加し、Xeon Phiに代わって独自アクセラレータ「Matrix 2000」が搭載されるようです。理論演算性能は55PFLOPSから95PFLOPSに上昇し、大幅なアップグレードとなります。

128コアのMatrix 2000

Matrix 2000は256bitのベクトル・ユニットを搭載するクロックあたり倍精度16FLOPSのコア128基で構成されるようです。理論性能は2.4576TFLOPSとなり、従来のXeon Phi 31S1Pの理論性能1TFLOPSと比べ大幅に上昇しています。

GPU、Xeon Phi、そして「Matrix 2000」

天河一号にはAMDのGPUであるRadeon HD 4870が搭載されていました。理論性能が1PFLOPSを超えていて、GPUを用いたスーパーコンピュータとして当時世界最大でした。4096基のXeon E5540と1024基のXeon E5450、5120基のRadeon HD 4870で構成されている大規模なシステムでした。

天河一号AにはNVIDIAのTesla M2050が搭載され、理論性能は4.7PFLOPSと大幅に上昇しました。14,336基のXeon X5670と7,168基のTesla M2050で構成され、さらに大規模なシステムとなっています。

天河二号にはIntelの第一世代Xeon Phiが搭載されていました。天河二号は理論性能55PFLOPS、LINPACK 34PFLOPSでTOP 500で1位となりました。Xepn Phiを用いたスーパーコンピュータとして世界最大でした。

このように天河シリーズは先進的なテクノロジーを取り入れた世界最大級のシステムのシリーズとなっています。独自アクセラレーター「Matrix 2000」でサブ100PFLOPSシステムへと強化され、新たな歴史を刻み始めます。

ソース

https://www.top500.org/news/tianhe-2-supercomputer-being-upgraded-to-95-petaflops/

http://server.it168.com/a2010/1027/1118/000001118952.shtml

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