オーストラリアのNCIがOpenPOWER Foundationに参加、拡大するOpenPOWER

オーストラリアのNCI(National Computing Infrastructure)がOpenPOWERに参加、拡大を続けるOpenPOWERはオーストラリアまで手を伸ばした

オーストラリアのNCIがOpenPOWER Foundationに参加したようです。NCIは学術研究の場にHPC技術を提供する国立の機関で、日本の富士通などとも契約が交わされている機関のようです。

NCIがOpenPOWERに参加は、IBMのフラッグシップHPCサーバーS822LC for HPCの導入を受けて、サポート体制を充実させる目的で決定したようです。NCIはオーストラリア最大のHPC関連機関ですので、オーストラリアではこの先S822LC for HPCを用いたHPCシステムが使われて行くことになります。

拡大を続けるOpenPOWER Foundation

2013年にIBM、Google、nVIDIAなどのIT界の巨人たちによって設立されたOpenPOWER Foundationは、設立以後欧米を中心に普及活動を進めています。HPC市場やサーバー市場において、POWERアーキテクチャを復活させることが目的のようです。Intel一強のプロセッサ市場に対するアンチテーゼを発信する団体とも言えます。

参加している企業が本当に超大企業ばかりなので、オープンなプロジェクトの中でも最大級のプロジェクトです。今後注目しておくべきであることは言うまでも無いでしょう。

S822LC for HPCとは

POWERアーキテクチャを使う大きなベネフィットとして、IBMのHPC向けサーバー製品S822LC for HPCが挙げられます。nVIDIAのGPU to GPU間接続の規格であるNVlinkにCPUとして始めて対応し、Intelのプロセッサでは実現出来ないCPU to GPUの帯域を実現しています。

このサーバーは既にGoogleが導入を始めていて、今後サーバー市場に大きく食い込んで来ることは間違い無さそうです。IBM、nVIDIA、Googleが1つのプロジェクトに参加しているからこそ出来ることです。オープンなプロジェクトの力にはつくづく驚かされます。

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