中国のARMプロセッサメーカーPhytiumの製品を掘り下げる

中国Phytiumの現行ARMプロセッサは3モデル

  • FT-1500A/4
    • Xiaomiコア x4

    • L2キャッシュ 2MB

    • L3キャッシュ 8MB

    • 15W

    • DDR3コントローラ x2

    • GbEコントローラ

    • PCIe Gen3コントローラ x16 x2

  • FT-1500A/16

    • Xiaomiコア x16

    • L2キャッシュ 8MB

    • L3キャッシュ 8MB

    • 35W

    • DDR3コントローラ x4

    • GbEコントローラ x2

    • PCIe Gen3コントローラ x16 x2

  • FT-2000/64

    • Xiaomiコア x64

    • L2キャッシュ 512KBx64

    • L3キャッシュ 128MB

    • 100-120W

    • DDR3コントローラ x16

    • PCIe Gen3コントローラ x16 x2

面白いのはモバイル要素が無いことで、ラップトップやサーバー用途のCPUとして作っているそうです。IOの強さを考えると、特にサーバー向けの色が強いと言えるでしょう。

FT-1500A/4がたったの15WでPCIe Gen3 x16 x2に対応していることは特筆すべきでしょう。低消費電力で高密度を狙ったTesla P4二枚のGPGPUサーバーシステムの構築などを考えられます。このチップは地味に素晴らしいコンセプトだと思います。

グリッドの数

グリッドとはIntel、AMDのCPUで言うピン数です。そのグリッドの数ですが、FT-2000/64で2892個です。とてつもない規模の回路であることが伺えます。

なぜこんなにも大規模なチップが100Wそこそこなのかというと、電圧が低いからです。AMDのCPUが1.4Vを超える電圧を採用しているのに対して、FT-2000/64は1V無いそうです。この電圧の差が、倍以上の規模のCPUの消費電力をほぼ同じにしているのでしょう。

中国産OS Kirin linuxをサポート

CPUなので当然と言えば当然ですが、どうやらフル機能のLinuxが動くようです。Linuxから64コアのステートを見たら面白そうだと妄想してしまいます。

  • TSCM16nmで作ったらどうなってしまうのか

消費電力に対して拡張性の高さが高いのが特徴かと思います。FT1500/4の消費電力の15Wなんてヘタしたらチップセットが消費する電力です。そのレベルの超省電力であれだけのIOを揃えてしまうと言うのは尋常では無いと思います。FT-2000/64のPCIeのレーン数は正直物足りなさを感じますが、100Wそこそこでここまでのものを作って来るのかと思いました。

その省電力性はTSMC16nmで作ったら大きく加速するはずです。回路規模も大きくなるはずで、個人的にはPCIeレーン数を強化して来るかと思います。CPUを複数PCIeボードに載せることで、200コア近いメニーコアボードも可能なのでは無いでしょうか。

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