ARMアーキテクチャの最大の特徴はそのビジネスモデル

ARM社は設計を売るビジネスモデルを採用している

ARM社は設計をライセンスとして売っています。そのライセンスを買った事業者は新たに最構成して自社のプロセッサとしてチップを作ることができます。ARM社が設計したプロセッサに互換GPUを積んだりするケースも多くあります。

多くの企業が参入できる

設計の大部分を買えると言うことは自社で開発するコストを抑えられるということです。プロセッサ市場参入へのハードルはグッと下がります。これによって多くの企業が参入できる市場となり、寡占市場となることや、それによってプロセッサの価格がメーカーの言い値になることがなくなります。またスマートフォン用のプロセッサ開発大手のクアルコムでは自社でプロセッサを設計しているので、ARM自身もその価格競争力を維持するようなライセンス料としなければなりません。

様々なシーンで使われていく

例えばルーターを作っている会社がチップを独自に作りたいと言った場合、ARM社からライセンスを買ってそれを元に独自の機能を持ったプロセッサを作るということができます。このように様々な企業が参入することで多くのシーンに柔軟にARMプロセッサが入り込んで行きます。また、このように様々なシーンに応用されることによってソフトウエア資源も積み上がっていきます。プロセッサの開発コストを抑えるだけでなく、そのファームウエアの開発コストも抑えることができます。最たる例はAndroidで、例えば次世代の任天堂のゲームハードはARMプロセッサにAndroidベースのOSを搭載したものになると言われています。ネイティブで動くゲームエンジンなどを開発するだけで済んでしまう開発コストの低い方法で、おそらく価格競争力の高いハードウエアになるのではないのでしょうか。

寡占市場のx86プロセッサとは対照的

PC向けプロセッサと言えばIntelかAMDかどちらかしか無いです。価格競争が起きづらい市場のため、価格はかなり高く設定されています。きちんと価格競争が起きればもっと安価にPCのCPUを買うことが出来るようになるでしょう。実際にタブレット向けチップAtomは力が入っている割にかなり安い値段で提供されています。安価なAndroidタブレットを意識してのものでしょう。蹴落としにかかっていると言っていいと思います。

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