ARMとは何か

ARMプロセッサ、ARMアーキテクチャなどソフトバンクが巨額の買収を表明してからやたらと耳にするARMと言うワードについて少し突っ込んで解説したいと思います。

ARMアーキテクチャは大昔Intelのx86アーキテクチャと同じ市場で戦っていた

ARMアーキテクチャはシンプルな実装の電力効率の良いプロセッサとしてIntelの初期のCPUと張り合っていた歴史のあるアーキテクチャです。もともとはエイコーンというイギリスの企業が開発したプロセッサで、現在はARMプロセッサ部門がARM社として独立して開発されています。

iPhoneによって注目度が一気に上昇

Apple社はずっと前からARMプロセッサに注目しており、iPodシリーズにはARMの組み込み向けプロセッサが使われています。iPhoneはその延長なのかわかりませんがARMプロセッサが採用されていました。これによって起きたことは全ての人が知ってるでしょう。iPhoneは爆発的にヒットし、それをお手本としたAndroidスマートフォンもに定着していきました。このことによってARMプロセッサのエンタープライズ向けの市場がグッと拡大されます。

ARM Cortex Aシリーズ

ARM社のエンタープライズ向けのCPUシリーズはCortex Axと命名されています。ARMプロセッサは通常SoCというコンピューターが動くのに必要な機能をチップ詰め込む形態を取るのでチップ名はARMからCortexの設計を買った事業者が別個に付けます。

ARM Cortex Aシリーズ 64bit

64bitのプロセッサと言えばメモリが4GB以上使えるものと考えている人も多いのではないでしょうか。ARMはそもそも32bitの頃からプロセッサから40bitの物理メモリのアドレッシングをしているので、x86で言われていたこの図式は通用しません。64bit化は単純に倍精度演算へ対応することと演算効率を更に上げることが目的です。このことによりサーバー用途などより本格的なプロセッサ向けにも広がりを見せています。

現行のARM Cortex Aシリーズ

パフォーマンスを最大まで重視したCortex A72、電力とのバランスを考えたCortex A57、電力効率を最大まで重視したCortex A35が現行のARMのCortex Aシリーズです。big.LITTLE構成というパフォーマンス重視のプロセッサと電力効率のいいプロセッサを切り替えて動作する構成があります。これは消費電力に対してのパフォーマンスを維持しつつ、最大パフォーマンスも高くするための仕組みです。この構成だとコア数は8コアや6コアと多くなります。

ARM Maliグラフィック

ARMはGPUの設計も行っています。Maliといってスケーラブルな構成ができることが特徴です。ハイパフォーマンスなグラフィック向けのMali T880は16コアまでスケーラブルに構成可能となっています。Open GLやOpen CLやVulkanなどにも対応していて、ハードウエアレベルではDirect Xにも対応しているようです。アンチエイリアスのハードウエアアクセラレーションのサポートで、画面に映る文字を美しくすることにも寄与しています。

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