ARMがCortexシリーズの新しいコアを発表、リトル・コアCortex A55とビッグ・コアCortex A75

Computex 2017にてARMがCortexシリーズの新しいコアを発表

Computex 2017にてARMがCortexシリーズの新しいコアを発表しました。リトル・コアCortex A55とビッグ・コアCortex A75の二つです。

長らく投入されていなかったリトル・コア「Cortex A55」が投入

CortexシリーズはARMのヘテロジニアス・コンピューティング・テクノロジーであるbig.LITTLEに基づき、ビッグ・コアとリトル・コアに分けることが出来ます。big.LITTLE構成においてビッグ・コアは高いパフォーマンスが必要である重い処理を担当し、リトル・コアはパフォーマンスを要しない処理をより高い電力効率で行います。

ビッグ・コアがCortex A57、A72、A73とリリースされてきたのに対して、Cortex A57と同時期にリリースされたリトル・コアCortex A53の後継に当たるコアは長い間投入されませんでした。ARMが発表したCortex A55はCortex A53に代わる新しいリトル・コアです。

Cortex A53の焦点はさらなる省電力化では無くパフォーマンスの向上による電力効率の向上のようです。消費電力は3%増えてしまいましたが、メモリ周りのを大幅に改善することでSPECintによるベンチマークでは18%、SPECfp 2006によるベンチマークでは38%スコアが改善したようです。SPECint 2006によるベンチマークに基づいても電力効率は15%改善しています。よりリッチな、近未来のモバイル体験を支えるコアに仕上がったと言えるでしょう。

更なるハイ・パフォーマンスを誇るCortex A75

Cortex A75はA73から更にパフォーマンスを上げたハイ・パフォーマンス・コアです。Cortex A73比で750 mWの電力が要求される環境では1.2倍、1 Wの電力が要求される環境では1.25倍、2 Wの電力が要求される環境では1.3倍のパフォーマンスを達成しているようです。

CortexのラインナップはA75、A55、A35に

Cortexの最新のラインナップは高性能なCortex A75、高効率なCortex A55、より省電力なCortex A35となりました。よりリッチで省電力なモバイル体験を提供するCortexの進化に期待しましょう。

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ソース

http://www.anandtech.com/show/11441/dynamiq-and-arms-new-cpus-cortex-a75-a55

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