SamsungよりExynos 8895がアナウンスされる、独自設計のM2 4コアとCortex A53 4コア、GPUにMali G71 “MP20”

10nmのExynos 8895

先日紹介したリーク情報と一致するスペックのSamsungの次世代Exynosが発表されました。モデル名はExynos 9810では無くExynos 8895とのことで、SamsungによるとExynos 9シリーズのチップのようです。

スペックは以下の通りとなっています。

  • プロセス : 10nm

  • CPU : 第二世代 Mongoose x4 + Cortex A53 x4 オクタコア

  • GPU : Mali G71 MP20

  • メモリ : LPDDR4X

  • ストレージ : eMMC 5.1, UFS 2.0, SD 3.0

  • LTE : DL Cat.16(1Gbps) UL Cat.12(150Mbps)

競争力のあるグラフィックス性能と独自設計のプロセッサ

Exynos 8895がMali G71を20コア構成で搭載していることについては特筆しておくべきでしょう。Mali G71はHiSiliconのKirin 960にも搭載されていますが、こちらは8コア構成となっています。Exynos 8895のGPUのコア数はKirin 960のGPUのコア数の2.5倍となっているということです。

コア数が2.5倍だからと言って性能が2.5倍とは限りません、グラフィックス性能には動作周波数も大きく関わっています。先日のリーク情報によると、Exynos 8895(Exynos 9810?)に搭載されているGPUは550MHzで駆動するようです。Kirin 960に搭載されているMali G71は1037MHz駆動なので、Exynos 8895に搭載されるGPUの周波数は、Kirin 960に搭載されているGPUの周波数のほぼ半分だと言うことが分かります。

バーチャル・リアリティや4K映像などのリッチコンテンツが注目されるに従い、モバイル端末にも高いグラフィックス性能が要求されつつあります。小型のバッテリーで駆動することが前提ですので低い消費電力も要求されます。高い性能と低い消費電力という相反する2つの要素に対する最適解が、20コアと言う大規模な構成を低い周波数で使用すると言うことなのでしょう。最新の10nmプロセスを贅沢に使用した最適解です。

また、独自設計のMongooseコアが第二世代になったことについても注目すべきでしょう。ARMアーキテクチャのハイパフォーマンスコアの開発はどうやら続いているようです。SamsungはこれまでCortex A72やCortex A73を使用したSoCを使用したSoCを設計していませんが、今後使用する可能性も低いのでしょう。ハイパフォーマンスコアは完全に独自開発のコアに切り替えたと見て良さそうです。

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ソース

http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/Exynos/w/newsroom/press_release/Samsung_Launches_its_Premium_Exynos_9_Series_Processor_Built_on_Worlds_first_10nm_FinFET_Process_Technology/

http://www.anandtech.com/show/10766/huawei-announces-hisilicon-kirin-960-a73-g71

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