CrayがARMベースの10000コア規模のHPCシステムを制作するらしい

CrayがARMベースの10000コア規模のHPCシステム「Isambard」を英国に卸すことが決定

ARMベースの大規模なHPCシステムが大規模HPCシステム制作の最大手Crayによって制作されるようです。そのHPCシステムは10000コアを有するようで、このようなスケールで制作されるARMベースのHPCシステムは世界初のようです。

制作されるHPCシステムは英国に卸され、「Isambard」と呼ばれるようです。ARM社は英国のケンブリッジに本社を置く企業で、ケンブリッジ周辺のシリコンフェンと呼ばれる地域では古くから良く知られていたそうです。

Caviumのチップを使用すると見られる

Cray社はモンブラン・プロジェクトのARMイベントでこの計画を発表しました。その中ではどんなチップを使うかと言う点は明らかにされませんでしたが、同社は2014年にはCaviumのSoCをベースにしたHPCシステムを研究しています。

恐らく「Isambard」はCaviumのSoCをベースにしたシステムだと予想出来ます。Caviumのサーバー向け製品には既に発売されているThunder Xと今年中に出回るとされるThunder X2があります。

CrayのHPCソリューションにARMベースのシステムはラインナップされるか

ARMベースのHPCシステムの開発にかかる研究資源を、一台のマシンで終わらせるとは考えづらいでしょう。Cray社が、ARMベースのシステムをラインナップすることは十分考えられます。Cray社はコンピューターの黎明期から巨大なシステムを幾つも作ってきた、実績のある老舗メーカーです。Cray社のラインナップにARMベースのシステムが加われば、ARMアーキテクチャのサーバー向けプロセッサは間違いなく勢い付くでしょう。

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ソース

https://www.top500.org/news/cray-to-deliver-arm-powered-supercomputer-to-uk-consortium/