SoftbankがARMプロセッサを用いたクラウドコンピューティング事業者「Packet Host」に出資


ARM社を買収したSoftbankはクラウドコンピューティングに高い関心を示している


ARMアーキテクチャは従来より高密度、高効率なプロセッサとして注目を集めて来ました。組み込み向けプロセッサ市場では、プアな電力状況での動作が要求されます。そんな市場で研鑽を積んで来たARM社の省電力技術は光るものがあるようで、ARM 64bitが発表されて以来、サーバー向けプロセッサとしての応用は常に期待されてきました。

SoftbankはARM社の技術を文字通り高く買っています。巨額の買収は記憶に新しいでしょう。Softbank社も高効率プロセッサとしてのARM 64bitプロセッサに期待をしているようです。


ARMプロセッサを使ったグローバルなクラウドコンピューティングサービスを提供する米Pocket Host


米Pocket Hostは2016年11月にARMプロセッサを用いたベアメタル型のクラウドサービスの提供を開始し、2週間で400社以上と契約を結んだ、既に実績のあるスタートアップです。Softbankはそこへ出資しました。

スタートアップへの出資は、単なる資金の提供ではありません。その企業が成長した際に大株主になると言うことです。完全子会社化などを考えているのかなどの詳細は定かではありませんが、SoftbankがARM買収の次に打った、大きな一手だと言えます。


IntelのCPUと同程度のパフォーマンスを10分の1のランニングコストで実現し、低価格を実現


米Pocket Hostが成功した要因の一つが、その価格設定です。96コアのARMサーバーを一時間あたり85円で提供しています。連続で運用すると以下のような価格になります。

  • 1日 2,040円
    コアあたり 21.25円

  • 1週間 14,280円
    コアあたり 148.75円

  • 1ヶ月(30日) 61,200円
    コアあたり637.5円

なお、このサーバーのプロセッサにはCaviumのThunderX 48コアを2基使用しているようです。

これから日本向けにマーケティングをしていくようです。ARMサーバーの良い成功例になって欲しいですね。