Microsoftがx86互換モードを備えたARM向けWindowsを開発

Wintelの終わりを象徴するARM版Windows

Microsoftは2017年にARM版のWindowsを発売するようです。Snapdragon 820、RAM 4GBという環境で動くデモが話題となっています。

これは実は大事件です。Microsoftは歴史的に、IntelのCPUと共に栄えました。IntelのCPUが搭載されたIBMのPC/ATの大ヒットによってその地位を不動のものとしたのです。その後PC/AT互換機は単にPCと呼ばれ、コンピューターの代名詞となりました。

ARM上で動くフルスペックのWindowsの発表は、この共栄関係が終わることを意味しています。WindowsはPC/AT互換機だけのものではなくなるのです。かつてWintelと呼ばれた蜜月関係は終わりに向かい、IT界は新たなステージへ突入するでしょう。

Snapdragon以外で動くのか

さて、ARM版のフルスペックのWindowsの誕生が様々なメディアで謳われていますが、Snapdragon以外で動くのでしょうか。もしかしたらSnapdragon版Windowsとなるのかも知れません。MicrosoftとQualcommの新たな蜜月関係が始まり、Qualcommに非ずはARMに非ずと言うような状況が生まれるのかも知れません。もしそうなったとすれば、現在健全な開発競争の最中にあるARMアーキテクチャのプロセッサ市場の今後に暗い影を落とすことになるかも知れません。

MicrosoftとQualcommが共同して、ARMプロセッサを備えるコンピューターについての標準化を進めていく可能性も考えられます。もしそうなったとすれば、ARMプロセッサ搭載のコンピューターに関する利便性は大きく上がることになります。ARMの未来は明るいと言えるでしょう。

Qualcommのプロセッサ上でWindowsが動くというこのニュースは、今後のARMプロセッサの行く末を占う事件です。良くも悪くもWindowsはデファクトスタンダードの地位を持っているOSですので、Windowsが好きな人も嫌いな人も、QualcommとWindowsの今後には注目すべきでしょう。

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