ARMがCPUの大規模実装のためのIP(知的財産)を発表、メニーコアといえばARMの時代が来るか

4CPU x 32クラスタ構成が可能に

ARMの新しいIP「CMN-600」インターコネクトでは合計128CPUの超大規模実装が可能になりました。

ARMは知的財産の権利を段階的にライセンス形式で売るファブレス企業ですが、そのARMは近年サーバー向けのIPの開発に力を入れています。CMNはCoherent Mesh Networkの略で、その名の通りメッシュ型のネットワークになっています。これはかつてのCCN(Cash Coherent Network)の後継としてリリースされており、スケーラブルなメッシュ型のネットワークにすることによって、より大規模な構成にも柔軟に対応出来るようにしたようです。

このCPU内のインターコネクトには他にもDDR4-3200対応のメモリコントローラを8基まで積むことができ、計算上最大で204.8GB/sの帯域幅を実現できます。このレベルの帯域が必要な演算はサーバーやHPCにおいては沢山あるので、そちらに向けたIPであることが伺えます(リンク元ではなぜか帯域が1TB/sを超えることになっています。何か分かり次第続報を出します)。なおチャネル辺り最大1TBまで拡張可能だそうで、8TBという大容量まで対応出来る計算になります。

従来のCCN-500では最大コア数はCPU辺り48コアでしたが、今後プロセスの微細化とそれに伴う高集積化で、より大きな構成のメニーコアプロセッサが幅を利かせることが予想されます。128コアという超大規模構成は恐らく10nmから7nmプロセスの時代に向けたリリースでしょう。時代を先取るARM、恐ろしいです。

参照元

http://www.anandtech.com/show/10711/arm-cmn-600-dmc-620-128-cores-8-channel-ddr4