AMDのLinux向けオープンソースドライバAMD GPU PRO

ドライバーがオープンソース化したRadeon

グラフィックボードにはドライバーが必要です。Radeonの公式ドライバはCatalystという名前がついていて、LinuxでRadeonを使う際にもCatalystドライバーをインストールするのが一般的でした。

Ubuntu16.04がCatalystドライバーが無くなっています。Radeonのドライバーにはオープンソースのものがあり、そちらが推奨されているようです。最新のX11にCatalystドライバーが対応しておらず、またオープンソースのドライバーもかなり良い物に仕上がってきているのがオープンソースドライバーの採用理由だそうです。

その名はAMD GPU PRO

オープンソースのドライバーの名前はAMD GPU PROだそうです。これはAMDが旗振りをするオープンソースプロジェクトで、現在OpenGL4.5 OpenCL1.2などをサポートしているようです。

どう見るべきか

このプロジェクトはRadeonのGPGPUコプロセッサ利用に大きな影響を与える可能性があると私は見ています。ドライバーまでオープンになってしまったと言うことはOpenCLがGCNコアでどのように実行されるかまでを詳細にチューニング出来るということです。もちろん個人的な開発でそんな大それたことをするのは難しいと思いますが、どこか大きな研究所がAMDGPUでのGPGPUシステム開発の一環でOpenCLの実行効率を大幅に上げるドライバを書いたとしたら、その恩恵をAMDユーザー全員が受けられる可能性があります。

AMDのGPGPUにおけるドライバーの実用性の低さは前々から指摘されていました。BlenderのCyclesエンジンの開発の際、なかなかOpenCLのカーネルがコンパイル出来なかったと聞いたことがあります。GCNアーキテクチャとなり改善されつつありますが、依然としてCUDAには水を開けられてしまっています。この現状が変わってくれることをAMDファンとしては期待したいです。

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