EPYCとXeon E5-2699 v4との実HPCアプリケーション比較、高いメモリ帯域によってEPYCが78%高速という結果

高いメモリ帯域を持つAMDのEPYCはHPCアプリケーションにおいても実力を発揮する

EPYCは高いメモリ帯域を持つCPUです。そのメモリ帯域は実HPCアプリケーションでも発揮されるようで、メモリ帯域が重要となるアプリケーションにおいて、Xeon E5-2699 v4に対して1.78倍高速という結果を出しました。

動画では、2:14秒からベンチマークに使用されるCPUの紹介が行われます。Xeon E5-2699 v4 22コアが2プロセッサ、EPYC 7601 32コアが2プロセッサ使われており、HT及びSMTはオフとなっているようです。

これらの構成の差にも触れられています。AMDのEPYCはZeppelinダイ(8コア)が4つある構成になっています。また、図から分かる通り、EPYCは各Zeppelinに2つ(4コアごと)、8MBのL3キャッシュを備えている特異な構成となっているのに対し、Xeonはプロセッサごとに1つのL3キャッシュを備えます。

次にメモリ帯域のベンチマークがStreamと呼ばれるベンチマーク・ソフトにて行われています。このベンチマークは4:28秒から始まっています。

Streamベンチマークによって明らかにされたのは、EPYCのメモリ帯域の高さです。Intelのシステムで116GB/s、AMDのシステムでは266GB/sを達成していて、2.3xのメモリ・パフォーマンスがあると結論付けています。

5:51秒からAnsysのHPCアプリケーションにおけるベンチマークが始まります。詳細な解説は有りませんが、1400万セルの飛行機モデルを使用しているようなので流体解析アプリケーションでしょうか。イテレーションは10回に設定され、IntelのシステムとAMDのシステムにおける実行時間を比較し、AMDのシステムの方が78%高速だと結論づけています。

x86サーバー市場に帰ってきたAMD

AMDはZen世代でx86サーバー市場に帰ってくると明言していましたが、宣言通り高い実力を引っさげて帰ってきたようです。EPYCの実力は本物であり、過去のIntelのCPUを圧倒し、現行世代と戦えるCPUに仕上がっているようです。

AMDとIntelはこれからも開発競争を続けると思われますが、それが世界にどんな進化をもたらすでしょうか。

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