AMD Vegaアーキテクチャの価格帯性能比は良好、HPC市場では力不足か

AMD Vegaアーキテクチャ

AMDの新しいGPUアーキテクチャ「Vega」は今後発売されるAMDの新製品に次々と搭載されていく予定です。Radeon Vega Frontier Editionと言うリファレンス・デザインの劇的な発表があり、市場を賑わせ様々な噂を飛び交わせています。

Vegaに関するほとんどの噂のソースとなるのがBit and Chipsというメディアですが、このメディアの情報はこれまで正しかったことが多いようです。そのメディアのVegaが搭載されるコンシューマー向け製品についての最新のツイートによると、価格対性能比は良好なようです。

VEGA will have a terrific price/performance ratio, according to my sources. 😉
私のソースによると、Vegaはとてつもない価格対性能比を持つ。

価格対性能比が良いと言う噂の他にも、消費電力が大きいと言う噂もあります。Radeon Vega Frontier Editionの1200ドルの空冷モデルでTDP 300W、1800ドルの水冷モデルでTDP 375Wとなっているようですので、この噂はほぼ正しいと言って良さそうです。Radeon RX Vegaはどのくらいの価格で、どのくらいのTDPで発売されるのでしょうか。

Fujiと同じように複数モデルが展開されるか

Bit and Chipsは以下のようにも語っています。

I think AMD will release even a Nano VEGA. 😀
AMDはNano Vegaもリリースすると思う。

FujiアーキテクチャのSKUであるRadeon R9 Nanoとかけて、Nano Vegaがリリースされることを示唆しています。

HPC関連の機能が改善されたVegaだが、Navi待ちか

Vegaアーキテクチャでは機械学習用途に注目が集まる低精度演算についての改善が行われました。半精度演算性能の高さはAMDのGPUが市場にて新しい使われ方をする可能性を示しています。NUC(Next Compute Unit)やHBC(High Bandwidth Cache)など新しいコンセプトも打ち出され、大きな注目を集めました。

Bit and Chipsは以下のように語っています。

VEGA will be a great GPU, but to attack HPC market AMD needs NAVI.
Vegaは素晴らしいGPUとなるが、HPC市場を攻撃するにはAMDにはNaviが必要だ。

VegaはRadeon INSTINCT MI25としてHPC市場に投入されますが、そのHPC向け性能はBit and Chipsも評価しているようです。しかしHPC向け製品としては単精度の1/16という倍精度演算性能の低さが問題視されています。競合するTesla P100は及びTesla V100は1/2です。同じ単精度の演算性能のGPUなら倍精度には8倍の差が出てしまいます。Bit and ChipsはこれがNavi世代で解決され、AMDのGPUがHPC市場で真に力を持つのはNaviからだと言っているのでしょう。NaviはAMDを導くのでしょうか。

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ソース

http://wccftech.com/amd-radeon-rx-vega-excellent-price-performance/

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