SSDが安くなった今Raidを含めたストレージ構成について考えよう

SSDとは何か

SSDはSolid State Driveの略で、NANDフラッシュをドライブとして使用するようにしたものです。SSDというと速いものだと言うイメージが先行しますが、SSDの速さにはバラつきがありますし、そもそも速いドライブだけを言うものでも無いので、速いドライブを構成出来る方式などと言った方が正しい表現です。

ランダム性能

SSDを始めとするドライブのベンチマークソフトではCrystal Disk Markなどが有名ですが、そこには様々な値が表示されると思います。Crystal Disk Markの場合、通常seq、512k、4k、4kQD32の4つの値が計測されていると思いますが、この値はシーケンシャルとランダムに大別できます。

シーケンシャルは文字通りseqの値です。一つのファイルの読み書きの速さを表します。通常連続した場所に書き込むので、HDDでもそこそこの値が出ます。音楽や動画の保存用ストレージや、バックアップの保存先については、シーケンシャルの値が重要になるのでそういった用途にはHDDはまだまだオススメ出来ます。

ランダムとはCrystal Disk Markで言うと512k、4k、4kQD32の値で読み書きするファイルがバラバラである場合の速さです。OSやソフトの起動時などは読み込むファイル数が多くランダム性能がキモがなります。これについてはHDDはSSDの足元にも及んで居ません。つまりメインのシステムを置くのに最適なドライブがSSDで、その性能指標はランダム性能で得られます。

SSDはドライブ制御用コンピューター

SSDはドライブ制御用コンピューターです。Nandフラッシュに対して、それを制御するプロセッサがあり、その組み合わせにより総合的な速さが決定します。容量の少ないSSDでは、速度が他のモデルと比べて極端に遅い場合がありますが、あれはNandフラッシュのチップ数を減らしているためです。例えば最大4チップに同時アクセス出来るプロセッサについて、容量を半分にしたモデルを作る際、4チップだったものを2チップに減らすことで実装している場合、読み書き性能も大体半分に落ちてしまいます。

RAIDとはドライブ制御用コンピューターの上に更に制御用のチップを設けることです。その用途はデータの信頼性確保や速度向上などで、RAID xと機能に番号がつけられ呼ばれます。スーパーコンピューターと似ていますね。

本題、ストレージ構成を考える

例えば1000MB/sのストレージが欲しいとします。500MB/sが出るSSDを並列に読み書きして高速化させる構成にすれば良いでしょう。RAID 0です。

価格.com SSD

執筆時ですが、シリコンパワーの500MB/s以上出るSSDが240GBで7200円程度、120GBで4000円程度で売られていました。ギガバイト単価があまり変わらないので、120GBを沢山買ってRAIDを組むのが良いでしょう。1000MB/s出れば良いので120GBを2つ購入するとします。

マザーボードRAID対応状況にも注意しましょう。ちゃんとしたチップセットにはRAIDコントローラーが内蔵されているものですが、内蔵されていなければコストが上がりますがPCIeボードなどの購入も検討しましょう。

その速度を何に使うかという観点はとても重要です。まず欲しい速度を決定するべきです。通常使用であればRAIDを組むまでも無くストレスはありません。むしろトラブルを回避するという観点から組むべきで無いとすら思います。1000MB/s程度なら体感で快適になるソフトウエアがあると思います。起動時に多くのライブラリをメモリに読み込むソフトをSSD環境下で使っていて、速度が足りないと感じたらRAIDを構成するというのが良いと思います。

1万円以下でRAIDが試せる時代

慎重になるべきとは言え、10000円以下でRAIDが組める時代になりましたので、RAIDは始めから考えるべきストレージ構成の一つになっていると思います。20秒かかる処理が5秒になるということが1日に20回起きるとして、1日に5分、年間で30時間程度節約出来ることになります。1時間に800円の価値があるとして、1年間で24000円分の時間を節約する計算になります。重いソフトを多用していればあり得ることなので、PCの用途を鑑みながら賢い買い物をしましょう。

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