プレイステーションというコストパフォーマンス抜群のゲーミングハードをおさらいする

ゲームをするために最適化されたPC

プレイステーションは歴代独自製の高いプロセッサを採用してきました。完全独自設計で当時スーパーコンピュータにカテゴライズされることもあったPS2、IBMのPowerPCカスタムチップにnVidiaのGPUを採用したPS3、そしてAMDのCPUにAMDのGPUを同じメモリを参照するモデルで組み込んだPS4です。これらはゲームをするために最適化されたPCであるという言い方が出来ます。

ハードウエアの実効効率だけは汎用PCでは絶対に追いつけない

PS4が発売されてからもグラフィックボードの性能が上がり、現在の最高峰のゲーミングPCと比べたらスペックは劣るものになってしまっていると思います。今持っているPCを4万でゲームも出来るように改造したらPS4をスペックで上回れるかも知れません。しかしその場合消費電力が問題となります。

ゲームをしていなくてもPCを付けている間グラフィックボードはアイドル状態となっています。CPUのグラフィック機能を使わなくなるので、増加分は20Wといったところでしょうか。PS4とPC別々の場合はこのような無駄な電力は発生しません。ゲームをしている間のゲーミングPCの消費電力は400W近くになることも珍しくありません。PS4では200Wを切ります。あなたがヘビーゲーマーならこの消費電力の差は大きなネックとなるでしょう。イニシャルコストだけで比べがちですが、ランニングコストも考慮すべきだと言うことです。

この差を作り出しているものはハードウエアの実効効率です。PS4は専用設計で自社ゲームエンジンに最適化されているので、ハードウエアリソースの無駄も電力の無駄も発生しないのです。スマートなコストパフォーマンスを実現していると言えます。

AMDの技術hUMAに着目したPS4

ハードウエアの実効効率を上げるためにSONYがした工夫の一つがメモリの参照の仕方を工夫したことでしょう。AMDがAPUの理想として掲げる技術の一つにhUMAがあります。CPUとGPUの協調動作の鍵となる技術で、CPUとGPUが完全に同じメモリ空間を参照することを指します。PS4はそれを実現したと言われています。いわばAMDが目指したゲーミングマシンがPS4なのです。さらにPS4に実装されているメモリはGDDR5というGPU用の超高速なものです。単位時間辺りで処理出来るモデルやピクセルの数にはこのメモリの高速さが重要です。PS4はメモリとのやり取りの最適化によって高い性能と低い消費電力を獲得したと言えるでしょう。

Add a Comment

メールアドレスの入力は任意です。(公開されることはありません)