Titan Xのプロ/ワークステーション向けの性能がQuadroレベルにまで跳ね上がる、Vega FE対抗か

Titanのプロ向けアプリケーションの性能が跳ね上がる

ドライバのバージョン385.12へのアップデートによって、PascalアーキテクチャのTitanのプロ向けアプリケーションにおける性能が跳ね上がりました。これによりTitanはGeForce以上のゲーミング性能とQuadro並のプロ向けアプリケーション性能を併せ持つ、第一線でマルチに活躍出来るグラフィック・ボードとなります。

主要なプロ向けアプリケーションの多くで、以下の通りベンチマーク・スコアが大幅に向上しています。

App NVIDIA Titan X (382.05) NVIDIA Titan X (385.12) UP
3dsmax 168.84 169.11 0.16%
catia 102.06 175.81 72.26%
creo 58.33 120.99 107.42%
energy 12.89 19.91 54.46%
maya 164.32 147.54 -10.21%
medical 54.62 83.39 52.67%
showcase 153.91 141.56 -8.02%
snx 9.95 75.08 654.57%
solidworks 52.01 101.42 95.00%

Vega FE対抗か

NVIDIAのゲーミングPC向けブランドとワークステーション向けブランドはそれぞれGeForce、Quadroと呼ばれていますが、そのどちらでも活躍出来るNVIDIA Titanは、この中間に位置すると言えます。

これはAMDがゲーミングPC向けにRadeon RXを、ワークステーション向けにRadeon
Proをそれぞれ開発し、そのどちらでも活躍出来るRadeon Vega Frontier Editionを販売しているのと対照的です。

NVIDIAはこの改良をRadeon Vega Frontier Editionにぶつけるべく行ったと見て良いでしょう。その結果多くのアプリケーションでRadeon Vega Frontier Editionのスコアを上回っています。

App NVIDIA Titan X (385.12) AMD Radeon Vega FE Exceed by
3dsmax 169.11 146.96 15.07%
catia 175.81 128.51 36.81%
creo 120.99 83.06 45.67%
energy 19.91 18.77 6.07%
maya 147.54 102.96 43.30%
medical 83.39 87.01 -4.16%
showcase 141.56 113.88 24.31%
snx 75.08 155.4 -51.69%
solidworks 101.42 106.75 -4.99%

Titan Xは多くのアプリケーションでRadeon Vega Frontier Editionを上回っています。

プロ向けGPUのこの先

Radeon Vega FEやNVIDIA Titanといった、従来のプロ向けGPUよりも遥かに安価で高性能な製品はプロ向けGPUの開発競争を激化させるでしょう。

AMDはRadeon Vega Frontier Editonを上回るワークステーション向け製品としてフラッシュメモリを搭載し8K動画編集などのリッチコンテンツの制作をアシスト出来るとするSSGテクノロジーを搭載したRadeon Pro SSGなどを販売するようです。

Quadro GP100はTesla P100と同等のGPUであるGP100を搭載し、高帯域なNVLinkによって2wayに対応します。NVIDIAは、このようにTeslaに用いられている先進的なテクノロジーをプロ向けGPUに適用することで、容易に差別化を図ることが出来るでしょう。

プロ向けGPUにこれまでに無いテクノロジーを盛り込まれ、そのテクノロジーによってより高品質なコンテンツ制作が可能となるようなソフトウエアが開発され、世界に溢れるコンテンツはどのように変わるでしょうか。

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ソース

http://wccftech.com/nvidia-titan-xp-titan-x-385-12-driver-update-massive-performance/

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