Corsair Force MP500 240GBのベンチマーク

Corsair Force MP500 240GB

CorsairのForceシリーズは同社の公式サイト上で究極のパフォーマンスを誇るSSDとして紹介されるシリーズの1つですが、「Corsair Force MP500」はその最新モデルです。このモデルはM.2インターフェースでPCと物理的に接続されるNVMe対応のSSDです。

基本スペックは以下の通りです。

  • 形状:M.2、2280
  • フォーマット前の容量:240GB
  • インターフェイスタイプ:NVMe PCI Express SSD 3.0 x4
  • 最大順次読み込み (ATTO):最大 3,000MB/s
  • 最大順次書き込み (ATTO):最大 2,400MB/s
  • 最大順次読み込み (CDM):最大 2,800MB/s
  • 最大順次書き込み (CDM):最大 1,500MB/s
  • 最大ランダム読み込み QD32 (IOMeter):250K IOPS
  • 最大ランダム書き込み QD32 (IOMeter):210K IOPS
ソース

http://www.corsair.com/ja-jp/force-series-mp500-240gb-m-2-ssd

Phoronixによって公開されたFS-Mark

このSSDについて興味深いベンチマークが挙げられていました。

  • FS-Mark v3.3(1000 Files,1MB)
    • Corsair Force MP500 240GB 271.67 Files/s
    • Samsung 950 PRO 256GB 118.30 Files/s
    • Crucial MX300 525GB 160.20 Files/s
  • FS-Mark v3.3(5000 Files,1MB,4 Threads)
    • Corsair Force MP500 240GB 723.98 Files/s
    • Samsung 950 PRO 256GB 299.33 Files/s
    • Crucial MX300 525GB 131.80 Files/s
ソース

http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=corsair-force-mp500&num=3

まずFS-MarkにおいてSamsung 950 PRO 256GBモデルと大差を付けていました。Samsung 950 256GBのスペックは以下の通りです。4Kランダムライトに大きな差があることが分かります。FS-Markでは4Kランダムライトの性能が重要なのでしょうか。

  • シーケンシャルリード: 2,200MB/s
  • シーケンシャルライト: 900MB/s
  • 4KBランダムリード(QD32): 270K IOPS
  • 4KBランダムライト(QD32): 85K IOPS
ソース

http://www.anandtech.com/show/9702/samsung-950-pro-ssd-review-256gb-512gb

Crucial MX300のスペックは以下の通りですが、ランダムライト性能以外はSamsung 950 PROと比べ大幅に劣ります。

  • シーケンシャルリード: 530MB/s
  • シーケンシャルライト: 510MB/s
  • 4KBランダムリード(QD32): 92K IOPS
  • 4KBランダムライト(QD32): 83K IOPS
ソース

http://www.crucial.jp/jpn/ja/storage-ssd-mx300

Crucial MX300はSATAで接続される2.5インチ(7mm)SSDですが、FS-Mark v3.3(1000 Files,1MB)のスコアを比べると、M.2インターフェースで接続されるSamsung 950 PROよりも高いスコアを出していることが分かります。FS-Mark v3.3(5000 Files,1MB,4 Threads)ではSamsung 950 PROが倍以上のスコアを出しています。

NVMeは複数のPCIeレーンを効率良く並列的に使うことで性能を向上させます。4スレッド時にようやく効率が上がり、本来の性能を出すことが出来たと見て良いでしょう。このベンチマークから、明らかに公称の性能の高いNVMe SSDでも、場合によっては性能が出ないことが理解出来ます。

Phoronixで公開された過去のSamsung 960 EVO 250GBのFS-Mark

別のベンチマークで叩きだされたSamsung 960 EVO 250GBのスコアがあります。Phoronixのベンチマークはソフトウエア的な環境はほぼ揃っていますし、Samsung 950 PROのスコアも同時に計測されていて、そのスコアがCorsair Force MP500と同時に取られたSamsung 950 PROのベンチマーク・スコアとほぼ同等であることから、960 EVOのスコアを単純に比較しても良さそうです。

  • FS-Mark v3.3(1000 Files,1MB)
    • Samsung 960 EVO 250GB 173.63 Files/s
    • (Corsair Force MP500 240GB 271.67 Files/s)
  • FS-Mark v3.3(5000 Files,1MB,4Threads)
    • Samsung 960 EVO 250GB 177.75 Files/s
    • (Corsair Force MP500 240GB 723.98 Files/s)
ソース

http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=samsung-960-evo&num=3

FS-Mark v3.3(5000 Files,1MB,4Threads)の場合に性能がきちんと向上していないのが気になります。いずれにしてもCorsair Force MP500 240GBよりも大幅に低い性能となっています。

Samsung EVO 960 250GBの公称性能は以下の通りです。

  • SEQUENTIAL READ: Up to 3,200 MB/sec
  • SEQUENTIAL WRITE: 250 GB: Up to 1,500 MB/sec
  • RANDOM READ (4KB, QD32): Up to 330,000 IOPS (Thread 4)
  • RANDOM WRITE (4KB, QD32): Up to 300,000 IOPS (Thread 4)
ソース

http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/ssd/product/consumer/ssd960.html

公称性能ではCorsair Force MP500 240GBを大幅に引き離していることが分かります。

DbenchでIntelのOptaneに迫るPhoronix

もうひとつ気になるベンチマークがあります。Sambaプロジェクト向けにデザインされたDbenchです。Corsair Force MP500 240GBはこのベンチマークでIntel Optane 16GBに迫るスコアを叩きだしています。

  • Dbench v4.0(Client Count 6)
    • Intel Optane 16GB 704.88 MB/s
    • Corsair Force MP500 240GB 683.00 MB/s
    • Samsung 950 PRO 256GB 226.72 MB/s
ソース

http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=corsair-force-mp500&num=3

Intel Optane 16GBの速度は圧巻ですが、15倍の容量を持つCorsair Force MP500 240GBがその速度に迫っている点は特筆すべきでしょう。Corsair Force MP500 240GBは実アプリを想定したDbenchで、Intel Optaneに速度でも対抗出来るNANDベースSSDだというわけです。

Corsair Force MP500 240GBの価格

価格.comによるとCorsair Force MP500 240GBの価格は現在19,800円です。性能を考えると非常に安いですね。

ソース

http://kakaku.com/item/K0000957035/

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