第六回RISC-Vワークショップが上海で開かれたようです。RISC-V(ファイブ)は元々カリフォルニア州バークレイ校の計算機科学科がスタートしたプロジェクトで、完全にオープンで使える命令セットの開発で、命令セットはBSDライセンスで公開されています。
アジアでRISC-Vは盛り上がるか、鍵はソフトウエア・エコシステム
第六回RISC-Vワークショップは上海で開かれたこともあり、アジア人、特に中国人が多く参加するワークショップとなったようです。今回のワークショップのオープニング。ステートメントでは以下のように語られたようです。
“The size of the RISC-V market share will depend more on the software ecosystem than on specifics of RISC-V implementations.”「RISC-Vのマーケットにおけるシェアの大きさはRISC-Vの実装の細かいことよりもソフトウエア・エコシステムにかかっている。」
RISC-Vが盛り上がるかどうかはソフトウエア・エコシステムの構築にかかっているようですが、オープンなRISC-VはGCC、LLVM、Linux、QEMUなどのオープンなプロジェクトによってソフトウエア・エコシステムの基礎の構築が進められています。RISC-VはIT界で存在感のあるプロセッサになれるのでしょうか。
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ソース
https://riscv.org/2017/03/6th-risc-v-workshop-registration-and-call-for-papers/