デスクトップで自動車開発のシミュレーションをこなすQuadro GP100

Quadro GP100が発表

PascalアーキテクチャのQuadroの最上位となるGP100コア採用の「Quadro GP100」が発表されました。GP100はTeslaシリーズのフラッグシップであるTesla P100に使われているコアです。

HPC領域で勝負し続けて来たNVIDIAの研鑽は凄まじく、GP100にはNVIDIAのテクノロジーがふんだんに盛り込まれています。Quadroとしてワークステーションに搭載されれば、今までに出来なかったことが出来るようになるようです。

その一例として、NVIDIAは自動車開発のデザインとシミュレーションを一台のデスクトップ・ワークステーションでこなすことを挙げているようです。これまではシミュレーションなどには別途ラックサーバーなどが用いられていたようで、Quadro GP100パワフルさが伺えます。

HBM2 16GB搭載、2way NVlink対応、ボトルネックになりがちな帯域幅を確保

Quadro GP100はTesla P100と同様にHBM2メモリを搭載するようです。HBMはメモリチップを縦に積み上げることでバス幅を確保し、1クロック当たりの転送量を増やすことで帯域幅を確保します。Tesla P100に搭載されるHBM2はバス幅が4096bitとなっており、1.406GT/sの転送レートで転送することで、GPU-メモリ間で720GB/sの帯域を確保しました。Quadro GP100はそれと同等の帯域幅を持っているようです。メモリのスピードがボトルネックになるような計算では効果を発揮するでしょう。

また、Quadro GP100は2枚のボードを専用のブリッジを介してNVlinkで接続し、協調させることが出来るようです。PCIeボードとしては初のNVlinkへの対応で、GPU-GPU間の帯域幅を広げます。

FP16:FP32:FP64が4:2:1

GP100コアは倍精度演算(FP64)、半精度演算(FP16)の能力が高いことも特徴の1つです。ディープ・ラーニングなどの演算精度よりもこなせる量が重要な場面や、精度が要求されるようなシミュレーションにおいての性能はTesla P100譲りのようです。様々な応用が考えられるでしょう。

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ソース

http://www.anandtech.com/show/11102/nvidia-announces-quadro-gp100

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1042609.html

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